占い|欲しがりな夫と満腹な妻
Twitterで募集した無料鑑定のモニターにご参加して下さったご相談者様への、実際のリーディングです。ご本人様に許可を頂いて、サンプルリーディングとして記事を公開しています。
ご相談内容
結婚して20年の夫との関係について。夫は私に対して今でも恋愛感情を持っていて、恋人同士のような甘い関係を求めてきます。
でも夫のことは家族のようにしか思えません。そう思うことで心に折り合いをつけてきたことが多く、いまさら相手に恋愛感情を持つことが来ません。
別に夫のことが嫌いなわけではないので、恋愛感情を求められなければ、このままでもいいと思っています。
ですが、恋人のような振る舞いを求められるたびに、子供が巣立ったら離婚してもいいかもしれないと思ってしまいます。
鑑定結果

過去には「支配欲」を示唆するカードが出ています。付き合い始めた頃は、自分の意志を通したいとか、自分のやり方を理解して欲しいといった欲求が強かったのではないでしょうか。
ご夫君はマイペースな方のようなので、どちらかというとあなたの苛立ちや欲求が反映されているように感じられます。
おそらく結婚を機に、お互いが歩み寄る努力をするようになったのでしょう。そこから二人の関係性はとても調和の取れたものになったようです。
けれど、その「歩み寄り」が原因で、あなたの中の「恋」の部分が冷めてしまい、「愛」だけが残ったのでしょう。
二人の確執は、現状に満足しているあなたと、欲しがりなご夫君との差異がもたらしています。これは相談内容からも明らかなことではありますが、そのことがカードにもはっきりと出ています。
ご夫君はあなたのことが大好きで、あなたといることがとても幸せなようです。もしかしたら、ご夫君がこれまでの人生の中で手に入れた、最も価値ある存在があなたなのかもしれません。
それくらい、あなたに対して盲目的と言っていいほどの好意を持っています。だからこそ、あなたからの愛をもっと感じたいと求めてしまうのでしょう。
有り体にお伝えするなら、ご夫君の性的衝動の全てがあなたに向かっています。そしてその衝動は愛情を発端としていますので、本来なら望ましいことのはずです。
ただ、あなたのご夫君に対する感情が「恋人」から「家族」へとシフトしてしまっているので、今は負担だとしか感じられないことでしょう。
また、今ある調和は色々なものを諦めてきた結果だと、心のどこかで感じているのかもしれません。そのせいで、無意識に気持ちに制限をかけている可能性がありそうです。
女性のカードが多いことから、二人の関係にあなたの意志が大きく影響していることが伺えます。
あなたが思う以上に、ご夫君も歩み寄ろうと努力してきたようです。ただその努力が、あなたの心に響いたかは別の話です。
さて、7枚あるカードの内の3枚に「官能」を示唆するカードがでています。
そしてその1枚が「快楽」、あなた自身を指すカードです。
このことが意味するのは、二人の関係を続けていく上で、官能をもたらす行為が必要不可欠だということです。
あなたはそういった行為に拒否感を持っていますが、女性として枯れてしまったわけではありません。むしろ心身ともに成熟して女盛りを迎えたと言ってもいいでしょう。
二人の間には「新たな気持ちの芽生え」、未来には「ロマンス」を示唆するカードが並んでいます。
今は考えられないと感じているかもしれませんが、「恋人同士のような甘い関係」は十分実現可能なのです。
現在を指す位置のカードと、婚姻期間、そしてあなたが子供の巣立ちの後を考えていることから、子育ては終盤に向かっていると推測されます。
子供が手を離れることによって、自然とあなたの心も変化していくようです。
実は子育てをしている間、性的なことに対する嫌悪感を持つようになる女性は多くいます。だから、あなたの感情はそれほど不自然なものではありません。
この問題はどちらか一方が悪いというわけではありません。ただしばらく時間が必要なのでしょう。
ご夫君にはしばらく我慢を強いることになりますが、自然の流れに任せるのが最善のようです。
ご夫君は鈍感なタイプなので、あなたの心の機敏を感じてもらうことは難しいでしょう。
けれど、あなたを悲しませたり苦しめたいとは少しも思っていません(鈍感なため結果的に悲しませることも苦しませることもあるでしょうが)。
あなたのことをとても大切に思っていますし、これまでもそうだったように話を聞いてくれるはずです。
話すときは、手を握ったり膝に手を置くなど、体の一部を触れさせた状態で行うと受け入れてもらいやすいです。
「あなたのことを大切に思っている」と、触れ合いを通して伝えることがとても大切なのです。
ご相談者様の感想
どこまではっきり書いていいか分からなかったので明言を避けたのですが、そんなことまでわかるものなのだなと驚愕しています。
夫は正に鈍感なタイプで、察してもらうことはほぼ不可能。話は聞いてくれますが、頓珍漢なことをやらかしてくれてイライラすることが多いです。
結婚してから、特に子供が生まれてから諦めたことがどれだけあるか。その方が話が早いから。
夫が私にベタ惚れしているのは分かるのですが、行為の最中は自分が道具にでもなったような気がして虚しく感じてしまいます。
とにかく愛情をクレクレと求められるので、大きな子供をもう一人育てているような気がして、とてもじゃないけど恋人のような気分になんてなれません。
努力してくれているのも、譲歩してくれているのも理解しているつもりです。でもどうしても夜の営みをいやだと感じてしまう自分がいます。
以前夫婦でカウンセリングを受けたことがあるのですが、そのときは妻の義務を果たしていない私が悪いと一方的に攻められて辛い思いをしました。
今回どちらか一方が悪いわけではないと言ってもらえて、涙が出ました。
子供が巣立てば、手が空く分気持ちに余裕ができるということなのでしょうか。
ちょっと実感がわきませんが、ポジティブな未来があると言えば、単純な夫はもうしばらく我慢してくれそうな気がします。
こんなにも詳細にみてもらえると思っていなかったので感激しました。本当にありがとうございました。